この投稿について
- 投資における原則や、このカテゴリで目指していること・期待する波及効果をまとめました。
- この投稿を読むことで、このカテゴリの投稿を読むメリットや、投資を考える切り口を知ることができます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
大原則:投資は自己責任で。
免責事項(リンク)を必ずご一読ください
このサイトは金融商品の勧誘やそれらにかかる助言・推奨ではありません
このサイトの記載内容はあくまで筆者一個人の主観による情報提供に過ぎず、いずれの記事においても、金融商品を勧誘するものでもなければ、勧誘と見做されるべきものでも、金融商品に関する助言や推奨を構成するものでも、利益を確約するものでもありません。
投資は損をする可能性のある行為です
投資は元本保証のない金融商品を所有する行為であり、平たく言いかえれば、資産が目減りする、または、損をする可能性を孕む行為です。ご自身の資産運用はご自身で熟考のうえ、自己責任でお取り組みいただくべきものです。
当サイトの掲載情報に起因するいかなる損害も責任を負いかねます
当サイトに掲載された情報・資料を利用、使用、ダウンロードするなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等についても、理由の如何に関わらず、一切の責任を負いかねます。
カテゴリの存在意義:投資で大損し、諦める人を減らす
このカテゴリは、投資未経験の方から、投資経験はあるけれど、今の投資に自信がなかったり、満足していなかったり、物足りなさを感じている方に向けて、投資の収益と表裏一体であるリスクの認識を通して、投資への「手触り感」をもつ手助けを目指します。
投資にかかるリスクにより具体的なイメージを持つことで、投資そのものと自身との相性を判断したり、自身の投資戦略についてより広く深い分析を行う一助になり、不透明かつ過大なリスクテイクで大損してしまうかたを減らすことができればと思います。
このカテゴリでは、こんな方を対象にしています
- 投資に興味はあるけれど、どんなものなのか想像がつかないし、考え方もやり方も分からないから手を出せない、投資未経験の方
- 投資に手を出してはみたものの、考え方や捉え方が分からず、今の投資戦略を続けるべきか自信がない、投資歴の浅い方
- 投資歴は比較的長いけれども、今の結果に満足していなかったり、今の投資戦略だけでは物足りないと感じていて、新しい考え方を模索したい方
投資における「手触り感」とは?なぜそれが大切か?
知識や哲学なしに金融商品を売買することは、真っ暗闇の洞窟の中をお宝を探して手探りで進み、モンスターかただの石ころか宝かもわからない、遭遇した物体すべてを手づかみで判別するようなものです。おおいに、返り討ちに遭って洞窟の入り口どころか、街の協会や宿屋のベッドまで戻されることでしょう。
- 投資の神様と巷で呼ばれているウォーレン・バフェットは、「自分に理解できないビジネスに投資しない」ことで有名です。知らないものを保有することを避けていると言えます。
投資に取り組むときには、以下のような「手触り感」を想像できることが必要です。
- 先ほどの洞窟内の宝探しの例で言えば、「触ったら痛そうだ」「熱くて怪我しそう」「尖っていて怪我をしそう」ということが推測でき、ぎゅっと握るべきなのか、そっと触るべきなのか、それとも触らないほうがよさそうか、手を出したときの感覚がつかめる
- さらに、手を出してみることに対して、自分の感じる怖さや緊張感を想像することで、自分の性格の特徴と、それを踏まえた投資そのものや特定の金融商品との相性を想像できる
- ただし実際には、特に自分の性格の特徴や、投資との相性については。やってみないと分からないことも数多く存在することを申し添えます
投資の「手触り感」には、投資におけるリスクの考え方が必須
投資における収益の源泉はリスクそのもので、収益とリスクは表裏一体の関係性にあります。収益を得るためにはリスクを取らなければなりません。
リスクの中身を知ることは、投資が儲かる仕組みを知ることそのものであり、リスクの特性や量の把握は、投資における単純な不確実性・危険性だけではなく、収益構造も含めた「手触り感」に繋がります。
- なお、投資の世界において、「リスク」は本来「不確実性」を指す言葉ですが、当サイトにおいては、それより広義の「危険性」のような意味でも用いています
そして、「手触り感」には、投資にかかるリスクを知ることに加えて、そのリスクを抱えたときの自分の心の動きを知ることが必要です。
具体的には、読者のみなさまの以下のような状態を目指します
1. リスクアペタイト(リスク許容度)を考えられる
- 投資そのもの、特定の金融商品の保有という行為によって、どのような性質のリスクを、どのくらい採択しているかがわかる。
- 年齢や家族構成と言った情報だけでなく、自分の性格を踏まえて、そのリスクが、自分にとって適切か・適量かどうか判断できる。
- ここで述べておきたいのは、年齢・家族構成・性格次第では、投資は必ずしも是ではないという点です。
- 並行して、投資にかかる標準的なコストを把握している。
- リスクの観点からも、知らずに騙されないことにもつながります
2. メンタルをコントロールできる
投資の収益の源泉はリスクと書きましたが、収益機会をモノにするためには、自分のメンタルをコントロールできなければなりません。一例を次の通り挙げておきます。
- 不必要に心配にならない
- 後悔をしない(ために、十分な下調べをする)
投資の目的は一義的には資産の増加ではあるでしょうが、資産を増やす目的は、より豊かな人生を送るためでしょう。その意味でも、メンタルに支障をきたす、すなわち、不安で夜も眠れなくなってしまったり、常に投資の結果が気になって仕事や休息ができないほどのリスクテイクは本末転倒、ということになります。
カテゴリに期待する波及効果について
投資のリスクに係る視点の提供を通して、次のような波及効果を期待しています。
資産運用・投資の目的・理由と波及効果について、詳しくは【哲学編②】をご覧ください。
(1) 資産運用でのキャッシュフローの可能性をひらくこと
とくに、不労所得を得ることで、金銭に対する不安を離れ、個々人の特技・特性を発揮する機会の礎となることを期待
「このサイトについて」にある通り、筆者は、脳内や視界のモヤを払ってクリアにすることで、読者の豊かな人生を送る手助けを企図しています。
人生の豊かさ、すなわち幸福そのものは各人が自ら定義すべきものであり、十分な資産やキャッシュフローを持っていることそのものが幸福に繋がるとは考えていません。しかしながら、掴み取りたい幸福の源泉が見つかったとき、金銭を理由に諦めざるを得ない状況を少しでも減らしたいものです。資産は、正確に言えば、資産が生み出すキャッシュフローは、豊かな生活のための強力な礎になりえると考えています。
さらに、金銭の不安から離れることができれば、個々人の特技・特性を発揮する機会に手を伸ばす機会の増加も期待できると考えます。
(2) メンタルコントロールの洗練による、自らの幸福への要否に対する感度向上
投資を考える視点や心構え、得られる気付きは、これからの不安定な時代でも豊かな生活を送るためのツールだとも考えています。過去と環境は受け入れるしかないという事実と向き合い、その中で自分が何ができるか考え、行動し、結果を受け入れて修正していくことに拘泥するマインドこそが、不安定な時代を生きる上での幸福、自己効力感に繋がるものだと思います。
ただし、前述の通り、投資は必ずしも万人にとって是であるとは考えていません。年齢・家族構成・性格次第で、リスクアペタイトがゼロである可能性だって十分にあります。しかしながら、選択肢を比較検討した上で採択をしないことと、選択肢すら有さない状況では、自己効力感に雲泥の差が生じます。
(3) 本邦における金融リテラシーの向上と、その結果としての国力増強
米国人に比しての日本人の直接投資率の低さは指摘されて久しく、外部不経済という選択肢のをもたない会社ともいえる国が、NISAやiDeCoを推進するのは、投資そのものが国民一人一人の豊かさと、ひいては国の持続可能性を高めることに繋がると考えているのではないかと想像しています。金融リテラシーの向上と、その結果としての日本という国の豊かさの維持増強を期待します。
筆者も不完全。一緒に考えていきましょう
言い訳がましいですが、リスク管理を生業にしている筆者とはいえ、リスク全てを完璧に把握できているわけではありません。日進月歩、日々学習しておるところです。仕事とプライベートとを問わず、投資やトレーディングについて新しい知識を仕入れたり、立ち止まって考察する中で、ひとつひとつ、自分の無知を明らかにしています。本カテゴリの記載内容の中で、読者のみなさんが違和感を感じる点があれば、ぜひご指摘いただければと思います。一人の個人投資家としても、一緒に考えていきたいと思います。
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